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慈恩寺の海嘯招霊碑 じおんじのかいしょうしょうれいひ

 指定種別 市指定
 種別 有形文化財(歴史資料)
 指定年月日 平成28年4月1日
 所在地
広田町字泊(慈恩寺)
 寸法 地上高231.5cm 幅130cm 厚56cm

概要

 正面に横文字の草書で「海嘯」、その下に大きく「招霊碑」と刻まれ、文字は黒漆で彩色されている。
 右側面に彫りの浅い楷書で「維明治廿九年歳次丙申に在り五月初五日の海嘯は實に我國古今未曾有の一大變災と謂う可きなり其日煙雨あり海面濛々として一陣の風なきに後八時の頃に俄然海中に鳴動を起す忽ち滔天の怒濤瞬息の間に無数の生霊を其渦中に捲き去る父母妻子忽にして生死を別しもの百有余人田園家屋忽にして破潰流失せしもの四十有余戸鳴呼哀々たる彼遭難者何因縁に此悲惨の事に遇ふや死者は其魂を托するに由なく存者は其生を安ずるに所なし人生寧ろ此の如きの惨事あらんや夙に思ひ夕に哭して念々窹寐に忘る能はざるなり因て今茲に己戌の年は亡者三周の忌景に遇ふ追吊の辰に臨み同感の諸輩浄財を蒐集し一碑を建立す一は幽冥に供養し一は後代の記念として設立する者也 明治三十一年己戌仲秋八月彼岸日 大岡山現住洪泉宗蜜謹識」と誌されている。
 背面には特別有志者連盟として78名の氏名が刻まれているが、刻銘が明瞭ではなく、確認することが難しい。また、左下に「石工 サカリ村 鈴木軍治」とある。
 明治29年三陸大津波の供養碑として、津波の記憶を残す遺産として貴重な資料である。
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