東日本大震災の発生から間もなく10年の節目を迎えようとしています。
震災で犠牲となられた方々にあらためて哀悼の誠を捧げるとともに、未だ行方がわからず探し続けておられるご家族のご心中をお察し申し上げます。
また、今なお市内外で避難生活を続けておられる皆様に対しましても、心よりお見舞いを申し上げます。
そして、国内はもとより世界各国の皆様から、継続的なご支援をいただいておりますことに対しまして、陸前高田市民を代表して心から感謝の意を表します。
昨年4月には「市民文化会館」、8月には「高田松原運動公園」が完成し、各種スポーツ大会や大規模な花火大会などが開催されたほか、一昨年オープンした高田松原津波復興祈念公園内の道の駅「高田松原」や津波伝承館には、修学旅行生など市内外からたくさんの方に足を運んでいただいており、賑わいが戻ってきたと感じております。
また、本年は、夏には市民待望の「高田松原海水浴場」の海開きを行うこととしているほか、東京2020オリンピック・パラリンピック関連事業として聖火リレーやシンガポール共和国選手団と市民との交流事業が計画されているなど、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えながら、地域経済に弾みをつける大変重要な機会であると考えているところであります。
令和3年度は、国の新たな復興期間となる「第2期復興・創生期間」の初年度であります。
市民の皆様の気持ちに寄り添いながら、安心して自分らしく暮らせるまち「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち 陸前高田」の実現に向け、市民の皆様とともに歩んでまいりますので、末永い応援を賜りますようお願い申し上げます。
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