農業用ため池ハザードマップについて

更新日:2023年06月16日

ため池ハザードマップ

近年、局地的な大雨や大規模な地震の発生などにより、ため池の被害が各地で発生しています。

東日本大震災の際には、福島県の農業用ダムが決壊し、死者・行方不明者8名、家屋全壊22戸等の甚大な被害をもたらしています。また、平成30年7月豪雨により、西日本で32か所のため池が決壊し、下流で大きな被害が発生しました。

 市では、決壊した場合に下流の住宅に被害が生じる恐れがある農業用ため池を「防災重点農業用ため池」に位置付け、「ため池ハザードマップ」を作成しました。

「ため池ハザードマップ」は、ため池が決壊した場合に想定される浸水区域を図化し、皆さんが安全に避難するために必要な情報を記載しています。

ため池ハザードマップのシミュレーション条件

「ため池ハザードマップ」は、以下の条件によりシミュレーションしています。

○ため池が満水の状態で、大雨により瞬時に決壊する。

○ため池の周辺に大雨が降り、河川・水路等の推移が上昇している。

(1時間当たり110ミリの雨が降っている状況でため池が決壊した場合を想定しています。)

※想定を上回る大雨が降った場合、浸水区域が拡大する可能性がありますので、必ずしもハザードマップのとおりになるとは限りません。

避難のめやす

○大雨により、ため池堤体が決壊する恐れがある場合

※強い地震や老朽化により、ため池堤体が決壊する場合もあります。

○市から高齢者等避難、避難指示等が発令された場合

※ため池が決壊することを事前に予測することは困難です。

※いざという場合に備えて、日頃から非常時の準備をし、高齢者等避難、避難指示等が発令された場合には速やかに避難所に避難してください。

避難時の注意点

○長雨が続いた場合は、地盤が緩み、災害が発生するおそれがあります。

○大雨時には、テレビやラジオ、防災行政無線等の気象情報及び避難情報等に注意し、早い段階での避難を心がけてください。

○避難できる状況にある場合は、ハザードマップを参考に浸水想定区域及び土砂災害(特別)警戒区域に注意して避難してください。

○強い地震が発生した場合や大雨により避難所への避難が難しい場合は、できるだけ高いところに避難してください。

○洪水の速さは、浸水区域のほとんどで歩行が困難または不可能な速さです。

この記事に関するお問い合わせ先

地域振興部 農林課 農政係
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ファックス:0192-54-3888
郵便番号:029-2292
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