高田松原(国・名勝)

更新日:2023年02月13日

被災前の松が等間隔に生えた陸前高田市の名勝高田の松原と弓形の白浜とその前に広がる広田湾を撮影した写真

指定種別

国指定

種別

名勝

指定年月日

昭和15年11月13日

所在地

  • 高田町字古川
  • 気仙町字砂盛

所有者

陸前高田市 ほか

概要

 高田松原は、クロマツとアカマツからなる松林と弓なりの砂浜が美しく調和する白砂青松の景勝地で、砂浜の全長は約1.9キロメートルありました。
 この砂浜の周辺は、かつて立神浜と呼ばれる不毛の地でしたが、寛文7年(1667)に菅野杢之助が仙台藩と地元民の助けにより松の植栽を始め、3代にわたって手入れや補植を続けました。その後、享保年間には松坂新右エ門が松を植栽・管理し、長大な松原をつくり、田畑を砂や潮風等の害から守り続けてきました。
 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波により松原は流失してしまいましたが、現在、国指定名勝を継続したままでの松原復旧事業が進められています。

青空の下松が等間隔に生えた陸前高田市の名勝高田の松原と弓形の白浜とその前に広がってさざなみが起きている広田湾を撮影した被災前の写真

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