青松島(県・名勝及び天然記念物)

更新日:2023年02月13日

陸前高田市広田町にある広田半島南端の岩礁群とその後ろの岸青松島と沖青松島の写真

指定種別

県指定

種別

名勝および天然記念物

指定年月日

昭和44年6月6日

所在地

広田町字集

所有者

陸前高田市

概要

 広田半島南端の広田崎の東方沖約300メートルの洋上に浮かぶ青松島は花崗岩でできており、岸青松島(面積15,284平方メートル、標高33メートル)と沖青松島(面積15,530平方メートル、標高34メートル)の2つの島と星の下と呼ばれる岩礁群で形成されています。
 島の上部にはクロマツやアカマツなどからなる暖帯性常緑樹林と亜熱帯性のタブノキがまざる高木の林が形成されており、その林下にトベラ、ヒサカキ、マルバツルマサキなどの亜熱帯性低木の群叢が旺盛な成育を見せています。中でもトベラについては、本州の太平洋岸における北限の地となっています。
 また、外海に現れる花崗岩の灰白色にクロマツなどの緑が映え、鳥の飛び交う岩礁風景は宮古市の日出島、釜石市の三貫島とともに傑作といわれています。
 青松島は、その特有の植生とあわせて優れた景観を備えており、未来に伝える遺産として、名勝と天然記念物の両方に指定されています。

雲一つない青空の下広田半島南端にある岩礁群とその後ろの岸青松島と沖青松島および右端に小さく写る椿島の写真
雲一つない青空の下陸前高田市広田町にある広田半島南端の岩礁群と青松島を撮影した写真
雲一つない青空の下陸前高田市広田町にある広田半島南端の青松島とその前に広がる紺色の海を撮影した写真

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