青松島(県・名勝及び天然記念物)
指定種別
県指定
種別
名勝および天然記念物
指定年月日
昭和44年6月6日
所在地
広田町字集
所有者
陸前高田市
概要
広田半島南端の広田崎の東方沖約300メートルの洋上に浮かぶ青松島は花崗岩でできており、岸青松島(面積15,284平方メートル、標高33メートル)と沖青松島(面積15,530平方メートル、標高34メートル)の2つの島と星の下と呼ばれる岩礁群で形成されています。
島の上部にはクロマツやアカマツなどからなる暖帯性常緑樹林と亜熱帯性のタブノキがまざる高木の林が形成されており、その林下にトベラ、ヒサカキ、マルバツルマサキなどの亜熱帯性低木の群叢が旺盛な成育を見せています。中でもトベラについては、本州の太平洋岸における北限の地となっています。
また、外海に現れる花崗岩の灰白色にクロマツなどの緑が映え、鳥の飛び交う岩礁風景は宮古市の日出島、釜石市の三貫島とともに傑作といわれています。
青松島は、その特有の植生とあわせて優れた景観を備えており、未来に伝える遺産として、名勝と天然記念物の両方に指定されています。
更新日:2023年02月13日