戸隠神社の永徳四年板碑(市)

更新日:2023年02月13日

陸前高田市小友町にある戸隠神社内に安置されている上部が欠けた永徳四年板碑の写真

指定種別

市指定

種別

有形文化財(歴史資料)

指定年月日

平成28年4月1日

所在地

小友町字両替(戸隠神社)

寸法

  • 地上高53センチメートル
  • 幅32センチメートル
  • 厚6センチメートル

備考

(注意)一般開放はしていません

概要

 板碑とは、中世を中心に盛んに造立され、仏をあらわす種子(梵字)、造立の年号や趣旨を刻出した石製供養塔の一種です。
 当板碑は、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震による津波により被災しましたが、現在も再建された小友町の戸隠神社内に安置されています。
 碑は上部が欠けており、また熱を受けているようで表面が広範囲にわたり剥落しています。このため種子(梵字)等は確認できませんが、「永徳二二」という刻出が確認できます。これは当石碑の造立年が永徳四(1384)年であることを示すものと考えられます。
 当市において造立年が確認できる板碑は少なく、中世の歴史を示す貴重な資料と言えます。

陸前高田市小友町にある木々に囲まれひっそりと建つ戸隠神社の拝殿をやや斜めのアングルから撮影した写真

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