下壺の勢至菩薩種子板碑(市)

更新日:2023年02月13日

旧高田遠野街道脇に安置されている下壺の勢至菩薩種子板碑の写真。土に縦長の灰色の石が立っている。また石の奥には竹が生えている。

指定種別

市指定

種別

有形文化財(歴史資料)

指定年月日

平成28年4月1日

所在地

竹駒町字下壺

寸法

  • 地上高55.5センチメートル
  • 幅24.5センチメートル
  • 厚9センチメートル

概要

 板碑とは、中世を中心に盛んに造立され、仏をあらわす種子(梵字)、造立の年号や趣旨を刻出した石製供養塔の一種です。
 当板碑は、別の場所に安置されていたようですが、現在は竹駒町字下壺地内の旧高田遠野街道脇にその他数基の石碑とともに安置されています。
 碑面には、勢至菩薩を示す種子(梵字)と「奉 陽谷春公庵主」と刻出されています。陽谷春公主の詳細については不明ですが、石碑周辺には中世城館である壷館跡もあり、当市の中世を考える上で貴重な資料と言えます。

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