陸前高田市の構成文化財一覧
ストーリーの構成文化財一覧表
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文化財の名称 | 指定等の状況 | ストーリーの中の位置づけ | 文化財の所在地 |
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氷上山(JPEG:354.2KB) (ひかみさん) |
未指定 (名勝、天然記念物) |
約4億5千万年前の氷上花崗岩で構成される三陸ジオパークのジオサイトの山(874メートル)。古くから良質な金や水晶の産出で知られ、玉山金山遺跡は氷上山の中腹に位置しています。 | 岩手県 陸前高田市 |
玉山金山遺跡(JPEG:465.2KB) (たまやまきんざんいせき) |
未指定 (史跡) |
氷上山中腹に位置する金山。江戸時代、伊達政宗が積極的に金山開発を行い「気仙4大金山」の1つと呼ばれました。精錬所跡、検問所跡、千人坑などの遺構が山中に点在しており、近世の金山についてその全容を知ることができます。 | 岩手県 陸前高田市 |
吉田家文書(JPEG:326.3KB) (よしだけもんじょ) |
県有形 (古文書) |
気仙地区の金山に関する記述が多数みられる古文書。吉田家は気仙地区の大肝入(庄屋)を勤めた家柄で、当時の金山の稼働の様子が書かれています。豊臣秀吉や伊達政宗など時の為政者たちが、積極的に採金事業を展開させた状況を具体に示す貴重な資料です。 | 岩手県 陸前高田市 (陸前高田市立博物館) |
氷上山の水晶(JPEG:361.4KB) (ひかみさんのすいしょう) |
未指定 (天然記念物) |
氷上花崗岩にできた鉱床から産出する水晶。水晶は、花崗岩の主要構成鉱物である石英(金鉱石)が結晶化したもので、仏像の玉眼に使用されました。今も玉山金山の廃石の中に見つけることができます。金鉱石を特徴づける貴重な資料です。 | 岩手県 陸前高田市 (陸前高田市立博物館) |
「世界大遺跡玉山霊域」の塔(JPEG:186.3KB) (せかいだいいせきたまやまれいいきのとう) |
未指定 (建造物) |
昭和7年のJR大船渡線竹駒駅の開設とともに、金山を顕彰しその名を後世に伝えたいという地域の方々の強い思いで設置された塔です。戦争や震災で幾度も破壊されましたが、その度毎に地域住民の力で再建され今に至っています。金山の繁栄が如何に多大な影響を地域社会に与えたのかを知る上で欠かすことのできない貴重な歴史資料です。 | 岩手県 陸前高田市 |
玉山神社(JPEG:527.2KB) (たまやまじんじゃ) |
未指定 (史跡) |
竹駒神社と共に金山の守護神として勧請された神社。奥州藤原氏や伊達氏が深く信仰しました。境内周辺は金鉱石や水晶化した鉱石が露出しており、当時の佇まいを今に伝えています。 | 岩手県 陸前高田市 |
「松坂十兵衛定成開拓地」の碑(JPEG:484.9KB) (まつざかじゅうべえさだなりかいたくちのひ) |
未指定 (有形) |
衰退する金山で働く鉱夫の生活を支えるため、山間部を田畑として開拓した事跡を顕彰する碑。碑の周辺の田畑は、「新田(しんでん)」の地名で呼ばれています。 | 岩手県 陸前高田市 |
松坂堰(JPEG:545.8KB) (まつざかせき) |
未指定 (史跡) |
衰退する金山で働く鉱夫の生活を支えるため、開拓した新田に壺の沢川から水を引いた用水堰。玉山金山の開発で培われた引水技術や坑道掘削の際の測量技術を利用してつくられています。堰からのびる幹線水路約1キロメートルは、現在も使用されています。 | 岩手県 陸前高田市 |
竹駒神社(JPEG:531.1KB) (たけこまじんじゃ) |
未指定 (史跡) |
玉山神社と共に金山の守護神として勧請された神社。玉山神社と対をなし、金山を守護してきた重要な社です。奥州藤原氏や伊達氏が深く帰依しましたが、金山の衰退とともに里におりて現在地に遷座しました。金山の栄枯盛衰を物語る貴重な文化財です。 | 岩手県 陸前高田市 |
荘厳寺の返り松(JPEG:464.3KB) (しょうごんじのかえりまつ) |
未指定 (天然記念物) |
荘厳寺の境内にある松(樹齢約200~400年)。玉山金山所縁の寺院であった荘厳寺が、金山の衰退により現在の地へ遷座するに伴い、植えられました。「玉山に帰りたい願を龍のようにくねる姿で表している」と言われており、里人の金山に対する思いを象徴する松として親しまれています。 | 岩手県 陸前高田市 (荘厳寺) |
採金道具一式(JPEG:244.2KB) (さいきんどうぐいっしき) |
未指定 (民俗資料) |
川での砂金採取や、鉱石から金を取り出す際に使われた道具類。古代より続けられてきた砂金採りは、近世の御本判制度を通じ、地域の人々生活を支える生業として根付きました。また、鉱石から採取する金山についても、その稼働が終了した後も個人経営による採金事業として里の中に定着し、近年まで採金事業が続けられてきました。暮らしの中に溶け込み、息づいてきた道具です。 | 岩手県 陸前高田市 (陸前高田市立博物館) |
くびふりべーご(JPEG:420.6KB) | 未指定 (民俗資料) |
玉山金山で産出した金を俵につめ、牛で運ぶ姿を模した張子の郷土玩具。江戸時代から製作されている伝統工芸品で、金山の繁栄を偲ぶ一品として地域に受け継がれてきました。 | 岩手県 陸前高田市 |
更新日:2021年04月01日