令和8年 地域の注目トピックスを紹介します
地域のイベントや市内外で活躍する本市ゆかりの方などを、注目トピックスとして紹介します。
市広報に掲載しきれなかった写真なども紹介していますので、ぜひご覧ください。
東京大学生産技術研究所及び東京大学大学院農学生命科学研究科と連携協力協定を締結(3月9日)
本市と東京大学生産技術研究所及び東京大学大学院農学生命科学研究科は、3者の密接な連携と協力のもと、先端技術を活用して農水産業の生産基盤を構築するとともに、安全・安心なまちづくりのグローバルモデルを構築することにより、我が国の地方創生に寄与することを目的として、先端技術による地方創生に関する連携協力協定を締結しました。
市役所で行われた締結式には、東京大学生産技術研究所の年吉洋所長や東京大学大学院農学生命科学研究科の岩田洋佳副研究課長、佐々木市長らが出席し、農業、水産、そのほか地域の魅力向上に向け、協定書に署名しました。
年吉所長は「3者が一緒になって農業面だけでなく、水産業をはじめ新しい分野で連携することで、このまちの産業に貢献していきたい」と展望を述べました。岩田副研究科長は「ピーカンが年月をかけて成長するように、3者の連携も時間を重ねながら、より大きく、より確かな、より発展的なものに育っていくことを期待している」と語りました。
津波被災地に3,000本の彩りを 気仙・高田の両町で桜の苗木を植樹(3月7日、8日)
さくらの杜プロジェクト陸前高田協議会が主催する桜の植樹会が、気仙町と高田町の2会場で開催されました。本協議会は、津波被害によって未利用となった土地に3,000本以上の桜を植樹し、東北随一の名所『さくらの杜』を創り上げることで、交流人口の増加を目指し活動しています。
7日は、気仙町の「陸前高田発酵パークCAMOCY(カモシー)」そばの気仙川沿い公共駐車場で実施。約50人の参加者が、エドヒガンとオオヤマザクラの2種類の苗木を10メートル間隔で丁寧に植えていきました。
翌8日の高田松原運動公園の植樹会には、約60人が参加し40本の苗木を植えました。参加した湊俠太郎さん(大船渡町)は「穴を掘ったり植えたりするのは大変だったけれど、友達と楽しく取り組めました。今日植えた桜が成長した姿を、いつか見に来たいです」と笑顔で話していました。
北限のゆずの魅力に触れる(2月28日)
市内で栽培されている日本最北のユズ「北限のゆず」。その魅力を五感で味わうイベント「北限のゆずを楽しむ会2026」が、市コミュニティホールで開催されました。
会場では、搾汁体験や料理教室、オイルハンドマッサージ、草木染体験など、ユズを活用した多彩な催しを実施。来場者は、「搾る・味わう・染める・つくる・癒される」といった体験を通じ、五感でユズの魅力に触れていました。料理教室では、ちらし寿司やお吸い物などのユズを使った5品を作り、会場は爽やかな香りに包まれていました。
北限のゆず研究会会長の佐々木隆志さん(米崎町)は「7年後には年間生産量30トンを達成し、東北一の産地を目指す。そのためにも地域への定着と市外に向けてのPRにも取り組んでいきたい」と意気込んでいました。
広田半島のトレッキングを通して自然と触れ合いました(2月21日)
県教育委員会と県立野外活動センター主催の「野活トレッキング 冬の広田半島」が、広田町内で行われました。
健康増進や三陸沿岸の自然に触れることを目的に開催された本イベントには、市内外から15人が参加。三陸ジオパーク認定ガイドの吉田彰さんの案内の下、豊かな地元の自然に触れながら、大野海岸から黒崎神社までの約5kmのみちのく潮風トレイルルートを歩きました。
ルート内の各所には過去に発生した地震津波の石碑が設置されており、吉田さんは「『ここより低い場所に家を建てるな』といった教訓があったにもかかわらず、それが伝わってこなかった。石碑や伝承施設があるだけではダメで、やはり人が伝えていかなければいけない」と話し、災害の教訓を後世に語り継いでいくことの重要性などにも触れながら案内しました。
参加した佐藤貴美子さん(住田町)は、「一人で歩くのと違って、参加した皆さんとお話をしながら歩くことができて楽しかった。聞こえる波の音が心地良く、自然のエネルギーを感じられた」と充実の表情を見せていました。
令和8年施政方針演説(2月19日)
令和8年第1回陸前高田市議会定例会が開会し、冒頭では、佐々木市長が令和8年施政方針演説を述べました。
(以下、施政方針演説より要約)
東日本大震災から15年、市制施行70周年という節目を迎え、これまでの支援への感謝とともに、能登など他の被災地への支援や経験の伝達に注力します。復興事業が完了し、国の支援期間も終了する中、自立した持続可能なまちづくりが求められています。
産業面では、世界的な水産企業や大学と連携し、三陸沿岸を先端技術による海洋産業の拠点とする「産学連携」を推進します。教育・医療では、県立高校の再編に対し、地域での学びの場を守るため高田高校への国際関係学科設置や医学部進学コースの要望を継続し、質の高い教育環境を維持します。
子育て支援では、令和9年度の保育料完全無償化を見据え、新年度は在宅育児世帯への月額2万円の支援金を新設。あわせて産後ケアや遊具整備を強化します。防災面では、避難所への衛星通信機器や空調の配備、消防団の体制強化を進めるほか、国の復興財源終了に伴う生活支援相談員事業を市独自に継続し、孤独・孤立対策に努めます。
令和8年度一般会計予算は、前年度比4.4%増の179億5,000万円。限られた人員と予算の中で、行政事務の効率化や職員育成を通じ、将来を見据えた重点投資を行っていく方針です。
※施政方針演説の全文はPDFデータをご確認ください。
令和7年度生涯学習のつどい(2月7日、8日)
本年も市が主催する生涯学習のつどいを奇跡の一本松ホールで2日間にわたり開催しました。
7日には、初心者向けスマホ教室やデザイン制作ツール「Canva(キャンバ)」の活用講座を実施。スマホ教室では、生成AI「Gemini(ジェミニ)」を活用した旅行プランの作成などを体験しました。また、「Canva」の講座では、誕生日に贈るメッセージカードなどをデザイン。受講者からは「Canvaをインストールしていたが、使い方が分からなかったので、今日の講座で使い方を覚えられてよかった。家でも使ってみたい」と満足の声が聞かれました。
また、同会場では本年度の生涯学習の取り組みを振り返るパネル展示を実施。市主催の講座や各地区の公民館で開催された講座などの様子や受講者が作り上げた作品が展示されていました。その他にも、博物館のコーナーでは、縄文期に国内で生息していたオオヤマネコの一部を展示。オオヤマネコの出土は岩手県内では4例目となりますが、そのすべてが本市で出土されたものであり、来場者は興味深そうに見入っていました。
多様性について理解を深めるワークショップを開催しました(1月27日、28日)
市では、「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を推進することを目的として、障がいの有無や価値観の違いなどの多様性について理解を深める体験型ワークショップを2日間、市内の両中学校で開催しました。
高田第一中学校では、2年生44人が参加し、障がいを疑似体験するカードゲーム「PEACE」を体験。ゲームは、3段階に分かれて行われ、基本的なルールで遊んだ後には、追加ルールが書かれた「役割カード」が配られました。役割カードには、「見えにくい役」や「手が使えない役」などの役割が書かれており、「見えにくい役」の人は視野が狭まり、色の判別が付けづらくなる特殊な眼鏡を着けてゲームに参加。カードの色や数字の違いを判別するのに苦戦しているようでした。
役割カードを加えてゲームを遊んだ後には、役割のある人もない人もみんなが楽しめるようにするための新しいルールを生徒たちに考えてもらいました。あるチームでは、床に座ってゲームに参加する車椅子役の人が机の上を見づらいことから、みんなが床の上で遊ぶルールを作り、他のチームではミトンをしていて手が不自由な役の人のために、カードを掴みやすいように工夫したりしながら、どうすればみんなが楽しめるようになるか意見を出し合っていました。
生徒たちは、「障がいのある人を特別な目で見ていたので、一つの個性なのだと改めて考えることができた」「見えない、聞こえないなどさまざまな境遇の体験を通して、とても不安だったけど、みんなで楽しむことの大切さを考えることができた」と話していました。
高田東中学校の様子は、『広報りくぜんたかた 令和8年2月本号』に掲載しています。
旧吉田家住宅主屋で防火訓練を実施しました(1月27日)
1月26日の「文化財防火デー」に合わせ、県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」で防火訓練が行われました。
訓練には、消防団員のほか、主屋のスタッフや地域住民ら約20人が参加し、建物内部のいろりがある「だいどころ」から出火した想定で実施。非常ベルが鳴ると屋内にいた参加者は誘導の指示に従い、屋外に速やかに避難しました。
避難後に行われた消火活動では、消防職員のホースや敷地内に設置された遠隔操作できる2基の放水銃から、主屋に向けて力強い3本の水柱が上がりました。
訓練の参加者は、震災を乗り越え再建された貴重な本文化財を火災から守り、後世に伝えていくために、日頃から訓練を繰り返すことの大切さを再認識しました。
放水訓練の様子
敷地内に設置されている放水銃

スタッフや地域住民による消火訓練の様子
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ファックス:0192-54-3888
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更新日:2026年03月10日