令和7年度 地域の注目トピックスを紹介します
地域のイベントや市内外で活躍する本市ゆかりの方などを、注目トピックスとして紹介します。
市広報に掲載しきれなかった写真なども紹介していますので、ぜひご覧ください。
地域の基幹産業となるサーモン養殖事業本格展開(11月)
広田湾漁協と株式会社ニッスイは10月1日(水曜日)付けで、これまで広田湾で実施してきたサーモン養殖事業の区画漁業権を取得しました。
このことを受け、11月からニッスイグループによりサーモン養殖事業が本格的に開始されることとなり、本発表に併せて株式会社ニッスイと本市による合同記者会見を実施しました。
記者会見では、周辺海域の環境や既存の養殖漁業生産への影響について、試験養殖時における広田湾の環境調査でも基準値を満たしており影響はないという調査結果などについて報告しました。
今後、日本でもトップクラスの大手水産グループが本市で事業展開していただくことで、雇用や関連産業、それに附随する様々な人やモノに対して、地域の発展の中核となることが期待されます。


気仙川第3ふ化場を活用したサーモン種苗生産施設

試験養殖におけるサーモン養殖施設
Nissui Letter_陸前高田市のサーモン養殖について (PDFファイル: 895.0KB)
株式会社ニッスイ_養殖事業_記者発表資料 (PDFファイル: 1.9MB)
サーモン養殖事業化_記者会見要旨 (PDFファイル: 172.7KB)
佐々木朗希投手所属のドジャース優勝に市民歓喜(11月2日)
本市出身の佐々木朗希投手が所属する米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースは、10月25日(土曜日)から11月2日(日曜日)までの日程で行われたワールドシリーズを戦い、見事優勝、連覇を果たしました。
シーズン中は右肩のけがで長期離脱を余儀なくされていた佐々木投手ですが、シーズン終盤からリリーフとして復帰。安定した投球を続け、ポストシーズンでも重要な場面で登板し、チームをワールドシリーズの舞台へ導きました。
迎えたワールドシリーズは第7戦までもつれ、第6、7戦目は高田町のアバッセたかたでパブリックビューイングを実施。負け越していたドジャースですが、6戦目に登板した朗希投手の無失点の好投により土壇場で勝敗をタイに。さらに最終第7戦では、劣勢の展開から徐々に追い上げ、延長11回の死闘の末、劇的な勝利を収めました。
会場では万歳三唱が行われ、移籍1年目で栄冠をつかみとった「高田のサムライ」の姿に笑顔があふれていました。
産業まつり(10月25日、26日)
本年も市産業まつりが開催され、本市の豊かな自然で育てられた農産物や新鮮な海産物、その他にも魅力的な品々がずらりと店頭にならびました。
農業まつりのブースで行われていた抽選会で2等のはちみつ、3等の本市のブランド米「たかたのゆめ」を1つずつ当てた金野祐美子さん(気仙沼市)は「陸前高田市の産業まつりには初めて来た。今日ははちみつを買おうと思って来たので、当たってラッキーでした」と嬉しそうに話していました。
また、本年は学校法人立教大学も出店しており、立教大学グッズの販売や生出地区内の「立教の森」で作った間伐材を使用した木工キーホルダーを景品に、本市についてのクイズの出題などを行っていました。店頭で接客をしていた立教大学生の吉田悠さん(現代心理学部3年)は「ブースに来てくれた人から陸前高田について生の声を聞けて勉強になった。高田に来るのは今日が2回目だが、高田の人との交流を通して東北に対する思いがいっそう強まった。また来たい」と思いを寄せていました。
旧吉田家住宅主屋来館者1万人を達成(10月22日)
本年5月に開館した気仙町今泉地区の県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」の来館者数が、1万人を突破しました。
東日本大震災により全壊しましたが、津波で被災した部材を使用した木造建築物の復旧という前例のない形でよみがえった「旧吉田家住宅主屋」。年間目標としていた来館者1万人を、開館約5カ月という早さで達成しました。
記念すべき1万人目の来館者は、修学旅行で本市を訪れた4人の高校生と、その生徒たちを民泊で受け入れていた菅原知巳さん、幸子さん夫妻(米崎町)。知巳さんは「縁起が良い。歴史ある貴重な建物なので、これからも民泊で学生を受け入れた際には、ぜひ連れてきたいと思う」と話しました。
みちのく潮風トレイルウォークin陸前高田withポケモンローカルActs(10月5日)
青森県から福島県までをつなぐ長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」の一部を歩くウォークイベントが、市内で開催されました。
奇跡の一本松ホールで行われた開会式では、佐々木市長が「多くの皆さまのおかげで整備されたきれいな街並みが目の前に表れる。自然はもちろん、防災に強いまちをぜひ見ていただきたい」と歓迎。
ポケモンのキャラクター・ピカチュウとイシツブテも駆け付けた本イベントには、ハイカーや多くの親子など約400人が参加し、奇跡の一本松や震災遺構の気仙中学校などをまわり、復興の様子に触れながらゴールを目指していました。
博報堂と地方創生に関する協定を締結(9月24日)
本市と株式会社博報堂は、持続性の高い地域運営に向けて、地域の企業・団体・アカデミアなどと協働することで、産官による新たなビジネス共創を目指し、地方創生に関する包括連携協定を締結しました。
市役所で行われた締結式には、同社の磯村美樹取締役専務執行役員や佐々木市長が出席し、新たな連携による地方創生に向け、協定書に署名しました。
磯村取締役専務執行役員は、「生活者視点に立ち、皆さんが抱えている課題の解決に向けて貢献していきたい」と話しました。
協定締結期間は、令和8年3月末日までで、本協定に基づく報酬的な費用は発生しません。
たかたのゆめ稲刈り式(9月21日)
本市のブランド米「たかたのゆめ」の稲刈り式が開催されました。
稲刈りをした「ふろん田」は、市と友好協定を結ぶ川崎フロンターレとの交流フィールドのひとつ。春に田植えされた稲穂が豊富に実っており、すがすがしい秋空の下、参加者は稲刈りを楽しみました。
主催者代表の石渡副市長は「本年も気温が高く、雨が少なく、稲穂の実りが心配されたが、生産者や関係者のご尽力で無事稲刈りを迎えられた。一生懸命作業し、おいしく食べてもらいたい」とあいさつしました。
たかたのゆめは、川崎フロンターレの選手食堂で通年使用されており、ホームスタジアムである等々力陸上競技場で開催される「陸前高田ランド」では、たかたのゆめを使った商品や新米が販売されており、たかたのゆめを通して双方の交流を深めています。


本市出身の長沼元選手が世界陸上に出場(9月17日)
本市出身の長沼元選手が、東京・国立競技場で開催された世界陸上に、男子やり投げの日本代表選手として出場しました。
高田高校時代には、全国高総体(インターハイ)や国体で優勝するなど、輝かしい実績を残してきた長沼選手。今年も自己記録を更新するなど活躍を続け、見事に世界の舞台をつかみ取りました。
競技に臨んだ長沼選手の結果は、74m70。惜しくも予選敗退となりましたが、力強い投てきを披露した長沼選手には、地元からもたくさんの声援が送られ、今後への期待が膨らむ姿を見せてくれました。


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更新日:2025年11月17日