文化財報告会

更新日:2021年04月01日

平成30年度 展覧会「ずっと ずっと ふるさと陸前高田―“奇跡の海”の漁撈用具―」・シンポジウム「よみがえる文化財と博物館の復興」を実施しました。

 2月6日(水曜日)から11日(月曜日・祝日)の期間で、展覧会「ずっと ずっと ふるさと陸前高田-“奇跡の海”の漁撈用具」を市コミュニティホールで開催しました。今回の展示では、“奇跡の海”三陸をテーマに、三陸の海が“奇跡の海”と呼ばれる理由や、その海から恩恵を受けて発展した「登録有形民俗文化財 陸前高田の漁撈用具」を中心に紹介しました。普段は見ることが出来ない貴重な資料を見に、400名を超える方々に足を運んでいただきました。
 また、2月9日(土曜日)のシンポジウム「よみがえる文化財と博物館の復興」では、これまで行われてきた被災資料に対する安定化処理・修復の成果や、三陸の海から恩恵を受け、発展してきた漁撈用具の重要性についての講演を専門家の方々からいただきました。シンポジウムには100名を超える参加者があり、市民の皆様の文化財への関心の高さを改めて知ることが出来ました。
 展覧会及びシンポジウム運営に御協力いただいた関係者の方々、御来場いただいた皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

陸前高田市コミュニティホールの1階のエントランスホール内に設置されたドーナツ型のソファーに座る来場者たちとそこに差し込む大きなガラス窓からの光の写真
クリアケースに入れられた魚の実寸大模型の説明をおこなうスーツ姿の男性と模型を眺める黒色のコートを着た男性の写真
陸前高田市で実際に使われていた漁撈用具を座りながら操って見せる紺色の帽子を被った男性とその様子を見守る白色のニット帽を被った女性の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でおこなわれた体験コーナーで前屈みになりながら少年に説明する女性職員とその様子を微笑みながら見守る女性職員の左横に立つ女性職員の写真
体験コーナーで緑色の水槽に入ったものを緑色の器ですくうパイプ椅子に座る少年と祖母と向かい側のカラフルなベンチに座る女性の写真
体験コーナーで黙々と工作をする少年を右横で座りながら心配そうに見守る祖母と少年の手前で机に両手のひらをつきながら見守る女性職員の写真

平成29年度 文化財報告会・展示会「陸前高田の文化財 2017」を実施しました。

 今回は「生涯学習のつどい」の中で開催させていただきましたが、文化財報告会に約90名、展示会には約250名の多くの方々にご来場していただきました。また「勾玉づくり」などの体験コーナーにも、多くの方々に参加していただきました。
 報告会、展示会運営にご協力くださった皆さま、たくさんのご来場者のみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます。
 来年度以降も文化財に係る報告会・展示会を開催し、文化財の普及公開に努めて参りたいと考えておりますので、今後もご支援・ご協力また各種行事へのご参加をお願いいたします。

陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で埋蔵文化財調査成果について報告する村木埋蔵文化財センター長の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で一般文化財事業について説明する教育委員会の福原氏の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で被災紙製資料の安定化処理について説明する市教育委員会の浅川氏の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財を斜めのアングルから撮影した写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された大きくてナイフのように先が尖った白色の文化財が緋毛氈が敷かれたクリアケースに入っている写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財を正面から撮影した写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された筒形のクリアケースに入った文化財に触ろうと右手を伸ばす少年を背中側から撮影した写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財を興味深げに眺める来場者たちを左横から撮影した写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財の説明をする職員の男性とその話に真剣に耳を傾ける3人の女性来場者の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財の壁に貼られた説明パネルを熟読する2人の来場者の女性を背中側から撮影した写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された数々の文化財を興味深げに眺める男女の来場者らと展示物の望遠鏡をつま先立ちしながら覗き込む少女の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でおこなわれた体験コーナーで女性職員の説明を熱心に聞く子供たちの写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でおこなわれた体験コーナーで女性職員に教えてもらいながら工作をする来場者の女性や母親に手伝ってもらいながら工作をする少女の写真

平成28年度 文化財報告会・展示会「陸前高田の文化財 2016」を実施しました。

 文化財報告会100名以上、展示会200名以上の来場者がありました。報告会当日は、前日までの暖かさが嘘のような寒さと風の中お越しいただきありがとうございました。報告会、展示会運営にご協力くださった関係者の皆さま、たくさんのご声援、ご質問をいただいた来訪者のみなさま、ありがとうございました。
 平成29年度以降も文化財報告会・展示会を開催していきたいと考えております。

参考資料

平成26年度 文化財報告会配布資料

報告会・展示会の様子

陸前高田市コミュニティホールの一室で文化財報告会と書かれた横断幕の左下に日本国旗が右下に陸前高田市市章が掲げられその両端の壇上に立つスーツ姿の男性の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で中沢遺跡の発掘記録と出土遺物の整理について説明する市委員会の佐藤氏の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で中沢浜について説明する市委員会の増崎氏の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で吉田家住宅復元事業について説明する市委員会の佐々木氏の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室でプロジェクターを使用しながら壇上で陸前高田市立博物館における文化財レスキューについて説明する市立博物館の浅川氏の写真
展示会で固まって文化財を眺める来場者たちと真ん中に置かれた数々の土器を囲むように壁に貼られた写真付き説明パネルを熟読する3人の男性来場者の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室に展示された両手を広げながら熱心に文化財の説明をする男性職員と壁に貼られている説明パネルを読む2人の男性来場者の写真
陸前高田市コミュニティホールの一室で女性職員の説明を受けながらオレンジ色の展示物を左手に持つ少女とその様子を左横で覗き込む母親の写真

平成28年度 文化財報告会・展示会「陸前高田の文化財 2016」

 「地域のたから」である文化財の保護及び活用方法を、広く市民に公開し、市民の郷土愛育成、教養の向上を目的としてこの1年間の調査等の成果について報告会と展示会を開催します。未来へ伝えるための糧としていただければと思います。

展示会「陸前高田の文化財 2016」

期日

平成29年2月14日(火曜日)から2月19日(日曜日)
午前9時から午後4時30分まで(18日のみ午後5時まで開場)

会場

陸前高田市コミュニティホール(中会議室)

展示内容

展示内容一覧
一般文化財 新指定文化財 新指定文化財の紹介
(板碑および津波関係石碑)
吉田家住宅復元 事業状況の報告
回収部材等を展示
高田松原の視点場観察 視点場位置及び経過観察事業の紹介
埋蔵文化財 飯森場遺跡(高田町) 試掘調査成果の報告
蛇ヶ崎城跡(小友町) 試掘調査成果の報告
中沢遺跡(広田町) 発掘調査内容の解説
(平成29年3月発掘報告書刊行予定)
防災集団移転促進事業
博物館 被災文化財の再生 被災文化財の再生事業の紹介
下記3点を展示予定
  • 銅鰐口(県指定文化財)
  • 毛抜形蕨手刀(市指定文化財)
  • 青銅製さしなべ(市指定文化財)
ふるさとナビ 体験展示

生涯学習のつどい・平成28年度文化財報告会

期日

平成29年2月18日(土曜日)
午後1時30分から午後4時まで

会場

陸前高田市コミュニティホール(シンガポールホール)

報告内容

報告内容一覧
日時 内容 講師等
13時45分~14時15分 1 中沢遺跡調査報告 生涯学習課 学芸員 佐藤 典邦
14時15分~14時45分 2 国指定史跡中沢浜貝塚歴史防災公園整備事業 生涯学習課 学芸員 増崎 勝仁
14時45分~15時15分 3 県指定文化財吉田家住宅復元事業 生涯学習課 主査 佐々木 賢也
15時15分~15時45分 4 被災文化財再生事業 市立博物館 学芸員 浅川 崇典
15時45分~16時 質疑等  

備考

主催:陸前高田市教育委員会
共催:陸前高田市立博物館
お問い合わせ先:陸前高田市教育委員会生涯学習課(文化財担当) 0192-54-2111 内線261

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 管理課 文化財係
電話:0192-54-2111
ファックス:0192-54-3888
郵便番号:029-2292
岩手県陸前高田市高田町字下和野100番地

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